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二宮和也 ブルーリボン賞主演男優賞 倉本聰氏にもらった“青いひも”本物になった

 ブルーリボン賞主演男優賞の二宮和也(撮影・佐々木彰尚)

 ブルーリボン賞主演男優賞の二宮和也(撮影・佐々木彰尚)

 東京映画記者会(デイリースポーツなどスポーツ紙在京7社で構成)が制定する「第65回ブルーリボン賞」の各賞が23日、決定した。主演男優賞は「TANG タング」、「ラーゲリより愛を込めて」で幅広い演技力を見せつけた嵐・二宮和也(39)が初受賞。倍賞千恵子(81)は「PLAN 75」で史上最高齢の主演女優賞に輝いた。恒例の授賞式は、コロナ禍で3年連続中止となった。

 戦後のシベリア抑留の過酷さと家族愛を描いた「ラーゲリ-」と、ロボットと人間の友情物語「TANG」。毛色の違う両作で安定した演技力を見せた二宮は初受賞に「自分たちの届けたいものがちゃんと届いたんだなと、合格点をいただいた感じ」と目を細めた。

 実は「僕ブルーリボン賞2回目なんです」とニヤリ。映画未出演だった2005年、ドラマ「優しい時間」撮影中の、脚本家・倉本聰氏からの“受賞”を感慨深く振り返った。

 「倉本さんが『おまえはいい芝居してんのに、全然評価されてないのが嫌だ。俺がやるよ』って言って、次の日、普通の青いひもを持ってきた。『いつか本物をもらえるまで頑張ったらいい。頑張ったらもらえる人だから』って言われて。あの人の言っていたことが本当だったと証明されたというか、腐らず頑張ってきていいことがあったなと」

 昨年の岡田准一(42)に続き、2年連続ジャニーズ事務所からの受賞には「15年のアカデミー賞(最優秀主演男優賞)も岡田さんの次の年。あの人には賞をいっぱい取ってもらいたい」とおどけ、後輩の躍進にも「明らかにレベルが違うので恐ろしい。楽しませてくれる後輩がいっぱいいる事務所でよかった」と感謝を口にした。

 今年公開予定の主演映画「アナログ」では珍しくも恋愛映画に挑む。「二宮が出てるからハズレはないだろうと思われるまで、自分の質を高めたい」。新たな二宮和也へ、アップデートし続ける。

参照元https://www.daily.co.jp/