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Klang Ruler TikTok17億回再生超「Timing」が良かった!

 TikTok発で注目を集めるKlang Rulerのyonkey(右)とやすだちひろ(撮影・棚橋慶太)

 TikTok発で注目を集めるKlang Rulerのyonkey(右)とやすだちひろ(撮影・棚橋慶太)
 男女混合5人組バンド・Klang Ruler(クラングルーラー)がZ世代に大人気のTikTokで、今年知名度を上げた。90年代に一世を風靡(ふうび)した音楽グループ・ブラックビスケッツの「Timing」(1998年発売)をカバーし、TikTokで大バズり。令和流のヒットを果たしたバンドからボーカルのyonkey(24)、やすだちひろ(28)がこのほど、デイリースポーツの取材に応じ、その喜びと反響を明かした。

 TikTokで耳にする楽曲がトレンドを作る昨今。過去の楽曲が掘り起こされ、Z世代に再評価された後に再ヒットにつながるケースが続出している。90年代の楽曲をカバーし、令和にヒットしたKlang Rulerのボーカル2人は「Timingでリバイバルの流行にうまく乗れて、タイミングが良かった。最近『タイミング』を連発してしまう」と口角を上げた。

 同バンドは、96~02年放送の日本テレビ系バラエティー番組「ウッチャンナンチャンウリナリ!!」から誕生したブラックビスケッツの「Timing」をカバーし、21年12月にリリース。今年2月頃からダンス動画投稿が続き、同曲を使用したTikTok動画は100万本を超えた。

 TikTok総再生回数も驚異の17億再生超えと記録を伸ばし続けている。yonkeyは「突然回り出して通知が一斉に来た。メンバーに『すごいことになっている』と伝えた後、すぐにテレビ出演もさせてもらってこれが“バズ”なんだなと」と笑顔。兵庫出身のやすだは「地元の友だちから『ちひろの声がめっちゃ流れてくる』と言われた」と反響の大きさを明かした。

 15年にyonkeyを中心にバンド結成。当時のメンバーは男性だけだったが、ボーカルのやすだとギターのGyoshiが21年7月に加入した。同バンド加入までソロで活動していたやすだは「最初にyonkeyたちとコラボした時、スタジオに入った時の空気感が垣間見られて『うわっ…!バンドやりたい』と思ってすぐ『やりたい』と伝えた」と加入当初を回想した。

 男女混合のボーカルになったことで、音楽の方向性も変化。丸い歌声のyonkeyと、ハイが強いやすだの歌声で「ふくよかなハーモニー」が生まれるといい、音楽プロデュースも務めるyonkeyは「声を聞いてすぐに楽曲が浮かぶ。アイデアが出てきてしょうがない」と“音楽沼”に浸っている。

 今回の“バズ”は自信を生んだ。やすだは「Timingでバズるまで、声に自信がなかった。本気で悩んでいた時に『2人の声の相性が良い』というコメントを頂いて自信が持てた」と感謝し、今後の目標を「世代を超えて愛されるバンドになりたい。自分たちの楽曲がカバーされるくらい大きくなりたい」と飛躍を誓った。

 ◆Klang Ruler(クラングルーラー) 男性3人&女性2人で構成されるバンド。ボーカルのyonkeyが2015年に幼なじみでドラムのSimiShoとバンドを結成。ベースのかとたくみはこの二人と専門学校のオープンキャンパスで出会い、同年に正式加入。21年7月に女性ギタリストのGyoshi、ボーカルのやすだちひろが加入。同年11月に「ビビビバビビ」でメジャーデビュー。yonkeyはボーカルだけでなく、音楽プロデュースも行う。

 

 TikTok発で注目を集めるKlang Rulerのyonkey(右)とやすだちひろ(撮影・棚橋慶太)
 TikTok発で注目を集めるKlang Rulerのyonkey(右)とやすだちひろ(撮影・棚橋慶太)

参照元https://www.daily.co.jp/