ダンス&ボーカルグループのDA PUMPがデビュー25周年を迎えた11日、千葉・幕張メッセでアリーナツアー最終公演を行った。1997年6月11日にメジャーデビューし、メンバーの変遷はありながらも歩んだ波乱万丈の25年。開演前にデイリースポーツなどの取材に応じ、初期メンバーのISSA(43)が喜びを語った。グループに多数の楽曲を提供してきた師匠でミュージシャンのm.c.A・Tも節目を祝福に駆けつけた。
“25歳の誕生日”を迎え、ボーカルとして初期からけん引してきたISSAは「まさか25年やるとは思ってなかった。一番これが好きなんだろうなって純粋に思った」、「やってきたことを信じて続けられるのはうれしい」と感謝した。
25年で変化したことを「人数」と即答した通り、脱退や加入、活動休止を経験。どん底のグループを救った一曲が18年の「U.S.A.」だった。ISSAは「あれが励みになって『よっしゃ頑張ろう』と思った」。社会現象を巻き起こした“いいねダンス”を振り付けたKENZO(37)も「こんなに人を幸せにできるんだと思った」と振り返った。
2年ぶりの有観客ツアーは、セットリストからステージ構成までの演出をKIMI(39)が初担当。「if...」「Joyful」など代表曲の他、現メンバー初のオリジナルアルバム「DA POP COLORS」を中心に選曲し、全24曲で盛り上げた。
多くの楽曲を提供してきたm.c.A・Tもサプライズ出演した。DA PUMPのツアーは98年以来2回目の参加で、“弟子”のISSAを「表現に特化しているアーティストで天才的」と絶賛。「今後何十年も続いて行ってほしい」とエールを送った。
最新曲「Lean Back ~俺たちのキーワード~」では、背を後ろに反らす“りんばっくダンス”で客席と一体になった。看板を守り続けてきたISSAは「身を削ってパフォーマンスしているので、やれる限りできることを大事にして最大のパフォーマンスをしたい」と、未来に向けて意気込んだ。