勝利したＹＵＳＨＩ「ＲＩＺＩＮ．３７」（３１日、さいたまスーパーアリーナ）
ＭＭＡ特別ルール６２キロ契約３分３回戦で、元ホストのＹＵＳＨＩ（３４）＝ＨＩ ＲＯＬＬＥＲＳ ＥＮＴＥＲＴＡＩＮＭＥＮＴ＝が現役ホストの覇留樹（２９）＝宴ＵＮＩＶＥＲＳＥ＝に２回４３秒、リアネイキッドチョークで一本勝ちした。
ＹＵＳＨＩはＲＩＺＩＮ３戦目でこれまで１勝１敗。華やかな入場で話題となっており、最終的に映画スターになることを目標としている。覇留樹はキックボクシングをバックボーンとし、過去に芸能事務所に所属して映画、ＣＭなどに出演。東京ボーイズコレクションでグランプリに選ばれた端正なルックスの持ち主で、これがプロデビュー戦で初のＭＭＡの試合でもある。
１回は身長とリーチで上回る覇留樹が距離を取って得意のキックを繰り出し、ＹＵＳＨＩが飛び込んでカーフキックを放つ展開が続いた。だが終盤、ＹＵＳＨＩが右ボディーで覇留樹をぐらつかせるとパンチの連打を浴びせて得意のグラウンドに持ち込み、パンチの雨を降らせると、背後に回って首を絞めにいったが仕留めきれなかった。
そして２回、ＹＵＳＨＩは開始早々にまたもグラウンドに持ち込み、ヒジ打ちを連打すると背後に回ってリアネイキッドチョークで捕らえてタップさせた。
試合後、さわやかな笑みを浮かべてマイクを握ったＹＵＳＨＩは「まだ僕のレベルが低くて、なんでコイツがってよく言われました。でも、それがエネルギーになって、見に来てくれた人、会場入りから入場から試合まで全部カッコイイところを見せようと思って練習してきました」とアンチファンの存在で発奮したことを熱弁。そして、昨年大みそかに自身を破ったサッカー元日本代表のカズこと三浦知良の次男である孝太が新型コロナウイルス感染の陽性判定を受けて欠場したことに触れ、「出れなくなっちゃったのが本当に悲しいです。まだ若いんでもっと上を目指して、万全な状態で、次また一緒の試合に出ような」とエールを送った。
