「RIZIN.37」(31日、さいたまスーパーアリーナ)
前日計量が30日、都内で行われ、所英男(44)=リバーサルジム武蔵小杉 所プラス=とDEEPフライ級王者の神龍誠(22)=神龍ワールドジム=のMMAルール57キロ契約5分3回戦は所が56・70キロ、神龍が57・0キロでともに1回目でパスした。
バンタム級とフェザー級を主戦場とし、今回が約9年ぶりというフライ級での試合になった所は、公開練習では“激やせ”した姿を見せて周囲を心配させたが無事に第一関門を突破。「体調はビックリするぐらい元気で、ドリンクを飲んで力がわいてきています」と好調をアピールしつつ、「いい試合をしないと何の意味もないので、これがゼロになるか100になるか、気持ちを作って頑張ります」と気合を入れた。
この試合から減量のトレーナーの指導を受けており、これまでは計量後にウナギを食べていたが、今回はサムゲタンを食べるという。前日には「毎朝子供に出してて、うまそうで…」と食パンを食べることを熱望していたが、「食パンは明日の朝に。味付けはトレーナーさんがOKであればバターで。何の味でもいいのでサクッといきたいです」と心待ちにした。
試合もサクッと勝利したいところだが、相手の神龍は7連勝中で“MMAの神童”と呼ばれる強敵。「試合は3ラウンド戦い抜くつもり。最後まで立っている気持ちを忘れず頑張ります」と表情を引き締めた。