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キリンのように長い首、小さい顔に大きな耳。まるでファンタジー世界に出てくる聖獣のような美しさを放っているのは、アフリカに生息するジェレヌクだ。
キリンレイヨウとも呼ばれるジェレヌクは、二足立ちになって直立し、木の枝を食べる姿も印象的。オスには芸術的な角がある。
そんなジュレヌクの魅力にズームインしてみよう。
・聖獣かな?ファンタジーの世界の住人のようなジェレヌク
ジェレヌクは、ウシ科ジェレヌク属に分類される偶蹄類で サバンナや砂漠地帯に生息する。特徴的なのはその長い首と、横に広がった大きな耳だ。
現在確認されているのは2種で、アフリカのケニア、ソマリア南部、タンザニアにミナミジェレヌク、同じくアフリカのエチオピア南部、ジブチ、ソマリア北部にキタジェレヌクが存在する。
体長は約140~160cm、体重は約30~50kg、オスには湾曲した40cmほどの見事な角がある。
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オス、メスとも体色は白色の腹面を除いて全身赤褐色だが、背中側はすこし暗い色で、明るい体側面とのコントラストも見事だ。
大きな目の周囲は白色で、そのすべてが完璧なデザイニング。聖獣と呼ぶのにふさわしい特徴的な動物だ。