「カーネクスト2023 WBC強化試合、日本代表8-1阪神」(6日、京セラドーム大阪)
侍ジャパンがベストメンバーで阪神を圧倒した。大谷翔平投手(28)の2発に衝撃が走ったが、打線に火を付けたのは1番起用のラーズ・ヌートバー外野手(25)だった。初回に中前打を放つと、三回には2死三塁で勝負強く先制の中前適時打を放った。
吉村打撃コーチは「ミスターたっちゃん(ヌートバーの愛称)も頑張ってね。ああやって日本のチームに馴染んでくれているなという感じだね。すごく日本のファンの人たちも、彼のファンというか、好感もってファンが増えるんじゃないかっていうプレースタイルだし」と大絶賛。技術的にも、「ストライク、ボールの見極めも素晴らしいし、打つべきボールも打球方向もトップバッターらしい」と、うなずいた。
大谷も「ヌートバー選手の先制点が一番大きかったと思うので、そこからいい感じでみんな力が抜けて良い試合になった」と感謝。ヌートバーも塁上でベンチに向けてペッパーミルパフォーマンスを披露するなど、すっかりチームに溶け込んでいる様子をみせた。
日系人選手として、初めての侍戦士。「素晴らしい経験をしていて、これからずっと忘れないことが続いていく感じがしています」と語ったヌートバーが、侍打線をけん引していく。