女優の平手友梨奈（２１）が、ＢＴＳ、ＥＮＨＹＰＥＮ、ジャスティン・ビーバー（２８）、アリアナ・グランデ（２９）などの世界的アーティストが所属する大手芸能プロダクション「ＨＹＢＥ」に移籍したことが、１２月２１日に明らかになった。
日本本社である「ＨＹＢＥ ＪＡＰＡＮ」は、新法人ならびに新レーベルとして「株式会社ＮＡＥＣＯ（ネイコ）」を設立し、その１人目のアーティストとして平手が所属し、女優やソロアーティストとしてグローバルな活動を目指すという。
平手は「この度ＨＹＢＥの新レーベル『ＮＡＥＣＯ』に所属となりました。より良い作品を届けられるよう、いろんなクリエイターの皆様とディスカッションをしながら一つ一つ取り組んでいけたらと思っています。よろしくお願いします」とコメントしている。
ＳＮＳには「てちがＨＹＢＥに…！」「世界的なアーティストになるのかと思うとこれからの活躍も楽しみだし、本当に嬉しいんだけれど、どこか寂しい」「このニュース見て、あーこうやって日本人も海外進出できる未来？と思ってしまったりー」といったコメントが寄せられている。
「そんな平手さんですが、映画の撮影をドタキャンしたことが移籍とほぼ同じタイミングで報じられ、芸能関係者を騒然とさせていますよね」（ワイドショー関係者）
■佐藤健とのダブル主演映画をドタキャン報道に大波紋
平手が、佐藤健（３３）とダブル主演を務める映画『ムーラン・ルージュ』を降板したことが１２月２１日配信の『文春オンライン』で報じられた。
同作の情報はまだ解禁されていないものの、配給を手掛けるのは業界大手の松竹。２００１年に公開され、ニコール・キッドマン（５５）とユアン・マクレガー（５１）がダブル主演を務めた同名のミュージカル映画の日本版リメイクだとされる。
２００１年公開の『ムーラン・ルージュ』は、フランス・パリにあるキャバレー「ムーラン・ルージュ」を舞台に、踊り子と若き作家のラブストーリーが、ビートルズやエルトン・ジョン（７５）、マドンナ（６４）などの楽曲に乗せて描かれた。
「１２月２１日配信の『文春オンライン』、さらに詳細は２２日発売の『週刊文春』（文藝春秋）でも報じられていますが、監督を務めるのは蜷川実花氏（５０）。
彼女が平手さんを指名しての肝いり作品だったものの、撮影に平手さんが姿を現すことなくドタキャンされてしまって、撮影を進めることができなくなったといいます。
映画はお蔵入り危機に直面しているようで、当然ながら蜷川監督は激怒しているとのことですね。もちろん、ドタキャンした平手さんが悪いのでしょうが……製作や配給サイド、誰がどうやって責任を取るのか、という責任論にまで発展していると聞こえてきていますね」（前同）
■電撃移籍と映画ドタキャンの関係は……
映画を突然降板したことがＨＹＢＥ移籍につながったのだろうか――。
「もちろんゼロではないのでしょうが、『ムーラン・ルージュ』の降板劇と今回の移籍は直接関係ないようなんです。単純に今後の活躍が期待されて移籍が決まったということのようです。
平手さんの中では当然、相当な迷いや苦しみがあったのでしょうが……それにしたってクランクイン後の緊急降板というのはなかなかありえない話。そんな中で平手さんが新事務所でどのような活動をスタートさせるのか、非常に注目が集まっています」（芸能プロ関係者）
■平手友梨奈とキンプリ脱退組は「同じ」
平手の電撃移籍を受け、今、芸能界で語られるのが、Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅ（キンプリ）から脱退し、ジャニーズ事務所からも退所する平野紫耀（２５）、岸優太（２７）、神宮寺勇太（２５）の３人のことだという。
１１月４日、平野、岸、神宮寺が２０２３年５月２２日にキンプリから脱退し、平野と神宮寺は同日、主演映画の公開とＰＲ活動を残す岸は同年の秋にジャニーズ事務所を退所することが発表され、ファンに大きな衝撃が走った。
これを受け、海外での活動を強く意識してきた平野や岸が、韓国の大手芸能プロダクションに移籍するのではないかと複数のメディアが報道。
平手がＨＹＢＥに移籍することが発表されると、ＳＮＳでも「え平手友梨奈あるなら平野紫耀大ありで草」「今回の件で平野紫耀ハイブ説が冗談じゃなくなってきたやん」「まさかＨＹＢＥ×平手友梨奈ちゃんとは！これはキンプリ３人もありえるかもね」といった声が上がっている。
前出の芸能プロ関係者が続ける。
「芸能関係者の間でいま言われているのは、“平手さんとキンプリの３人は同じ”ということなんです。日本の芸能界においてタレントと芸能プロダクションの関係性が崩れた象徴的な出来事だと捉えられています。
キンプリを辞める３人、特に平野さんと岸さんは海外での活動を希望を明言して、日本を代表する超大手芸能プロのジャニーズ事務所を飛び出すわけです。それも確固たる地位を築きつつあり、脂も乗ってきていたスターが――です。これまでだったら考えられない事例なんです。
平野さんと岸さん、もしかしたら神宮寺さんもアメリカでの活動を視野に入れている。
そして彼らの近くには、アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活動する元メンバーの岩橋玄樹さん（２５）と彼のマネージャーでアメリカ人プロデューサーのＪ氏の存在もあると言われていますよね」
■旧来の日本の芸能界のあり方は崩壊へ……
一方の平手は、欅坂４６のセンターを務めて２０２０年３月にグループを脱退。以降は女優やソロアーティストとして活動し、ドラマ『六本木クラス』（テレビ朝日系）に出演するためにそれまで所属した芸能プロダクションを退所。そして今回、その新事務所からアジア最大級の大手芸能プロダクション・ＨＹＢＥへの移籍が発表された。
「両者に共通しているのが“海外で勝負したい”という気持ちですよね。そして成功する自信もあると。それだけ海外への強い想いもあり、もしかしたら堅苦しい日本の芸能界にいることへのメリットもそれほど感じていなかったのかもしれません。今いる環境から飛び出したほうが世界が開けるということですよね。
平手さん、キンプリを辞める３人は、従来の日本のタレントという枠を超越した動き、生き方をしていると言われているんです。裏を返せば旧来の日本の芸能界のあり方が崩壊しつつあるということでもありますよね……」（前出の芸能プロ関係者）
平手に続き、平野、岸、神宮寺にも驚きの発表があるのだろうか!?
