12月20日、本田翼(30)の主演ドラマ『君の花になる』(TBS系)が最終回を迎えた。本作は高橋文哉(21)演じる佐神弾がメインの7人組ボーイズグループ「8LOOM(ブルーム)」の成長を描く物語だったが、終盤に、ドラマと現実と予想外の“シンクロ現象”が発生。複雑な感情を持った視聴者もいたのだ。
「実は、12月13日放送の第9話の時点で、多くの視聴者が反応していたんです。
それというのも、現実社会では11月4日、5人組のKing&Princeから平野紫耀さん(25)と神宮寺勇太さん(25)、岸優太さん(27)の3人が2023年5月に脱退することを発表しましたよね。
グループからの脱退と、そして脱退の“動機”が、『君の花になる』とシンクロを起こしていたんです」(テレビ誌編集者)
キンプリの3人脱退は、脱退発表時の声明文にあった《海外での活動をはじめとして、それぞれに目指す方向が異なってきていることも、わかってまいりました》というのが理由の1つとなっている。
一方、ドラマ『君の花になる』の8LOOMの場合は、個々がそれぞれ頑張った結果、それぞれに映像制作や留学など新しい目標が生まれてしまったのだ。
「みんな8LOOMがめちゃくちゃ大事100全力でがんばってるうちに、別に大事なものが生まれて戸惑ってる」
「8LOOMのせいでみんなにやりたいことを諦めてほしくない。8LOOMがみんなを縛るものにはなってほしくないんだよ」
という弾の言葉は、現実のキンプリにも通じるところがあるため、キンプリのファン“ティアラ”たちから《解散じゃないけど King&Princeと重ねてしまった》という声が出ていたのだ。
■“ティアラ”たちからは多くの悲痛な叫び
【※この先、『君の花になる』最終回のネタバレを含みます】
そんな状況下で放送された『君の花になる』の最終回は「現実とのシンクロ」と、「こうだったらいいのにな」という、キンプリファンにとってある意味で理想の世界が放送されたと言えそうなのだ。
最終回の大筋は「ライブツアー最終日で解散発表をするはずだったが、最終的に解散は中止。弾と有起哉(演:綱啓永)の“2人”が“成長した5人が帰ってくる場所”として8LOOMを残し、3年後に再結成を果たす……」という内容だった。
現実のキンプリでも、高橋海人(23)と永瀬廉(23)の“2人”が残る、という部分が一致したこともあり再び“ティアラ”が反応。
《君の花になるをついつい重ねて考えてしまう 「帰ってくる場所」を守り続けたいね。廉と海ちゃんが守るって言ってくれたことが改めてジーンときた… やりたいことして戻ってきてよ、兄たち》
《重ねちゃダメってわかっとるけど、君の花になる見てキンプリも8LOOMみたいにやっぱり解散したくないけん退所はなしにして、れんかいが3人がやりたいことやって戻ってこれる場所を守っておきますみたいにならんかなとか考えてしまう》
《ただただ羨ましいよ なんでキンプリには、守ってくれる事務所がいなかったんだろう 解散するのをやめるって言ってくれないかな それぞれが成長してまた戻ってくる場所がある それだけで頑張れるはずなのに》
《無意識にキンプリに重ねてしまった。数年後5人で…なんてことないかなって。やっぱり辞めたくないって。絶対ないんだろうけど》などなど、SNSには多くの反響が寄せられている。
「ちなみに、現実でも『君の花になる』の役者陣が期間限定でユニットを結成した8LOOMは、12月2日から4日にツアーファイナルを行ないました。これが2万6000人の動員に対して18万件以上の応募が寄せられる、とんでもない倍率の高さだったことが12月6日に行なわれた『TikTok Awards Japan2022』で明かされています。
ドラマは高視聴率ではありませんでしたが、最終回の反響ぶりやライブの倍率をみても、10月クールの話題作になったのは間違いないでしょうね」(前出のテレビ誌編集者)
思わぬシンクロで沸いた『きみ花』最終回。キンプリが8LOOMのようになる可能性は……。