「スピードスケート・北京五輪代表選考会」(30日、エムウェーブ)
2枠を持つ女子1000メートルは、小平奈緒(35)=相沢病院=が1分14秒82で制し、500メートルに続けて代表権獲得を確実にした。1枠は既に高木美帆(日体大職)が確実にしており、このレースには出場しなかった。
500メートルですでに代表入りを確実にしている小平が1000メートルでも五輪出場を有力にした。同種目はW杯の成績から高木美帆(日体大職)の代表入りが確実で、残り1枠を争う戦いを制した小平は「確実に五輪の舞台で滑りたい思いがあった。自分がつかみ取るという意味で気合が入ったレースができた」とうなずいた。
今大会は有観客で開催されており、会場にはファンも駆けつけた。ゴール後には拍手を浴び「空気感が温かい。結果だけでは手に入れられないつながりなので自分の中で財産になっている」と感謝。大会最終日となる31日の1500メートルでは「自分の一生懸命なところをただただ見ていただきたい」と力を込めた。