シンガー・ソングライターの長渕剛（６６）が２８日、母校の県立鹿児島南高校で、コロナ禍の影響を受け続けた３年生の卒業式に駆け付けた。約３００人に「社会で待っているから、早く来いよ」とエールを送り、「乾杯」など８曲を熱唱した。
長渕は卒業式の終了直後に後方からサングラス姿で登場。生徒や教員らは手拍子で迎え入れ、「剛！」などと歓声を上げた。体育祭の規模縮小や分散登校など、学生生活でさまざまな影響を受けた３年生を、長渕は「つらかったね。３年間、決して楽しいだけの毎日ではなかったと思う」とねぎらい、「どんな時もまっすぐ生きよう」と呼びかけた。
浜島未明さん（１８）は「長渕さんの生きざまを見習い、これからがんばりたい」と興奮気味に語った。
