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藤井聡太竜王 最年少六冠へ王手 渡辺明棋王と大熱戦 後手番での連敗も「3」でストップ

 渡辺明棋王(手前)に勝利し、感想戦で対局を振り返る藤井聡太竜王(代表撮影)

 渡辺明棋王(手前)に勝利し、感想戦で対局を振り返る藤井聡太竜王(代表撮影)

 将棋の第48期棋王戦五番勝負第2局が18日、石川県金沢市北國新聞会館で指され、挑戦者の藤井聡太竜王(20=王位・叡王・王将・棋聖との五冠)が渡辺明棋王(38=名人との二冠)に132手で勝利。無敗2連勝で最年少六冠へ王手をかけた。不調が続いた後手番での連敗も3で止めた。

 角換わり腰掛け銀で、重厚なねじりあいの大熱戦となった。長い中盤戦を終え、ほぼ互角のまま終盤に突入。互いに時間も少ない中で藤井竜王の正確な指し回しが光り、徐々にリードを拡大。最後は重ねた2枚角で渡辺玉を追い詰めた。

 中盤で1時間49分の大長考をして飛車を設置したものの「失敗した」と明かし、「駒損で苦しいと思っていたので、決め手を与えないように粘れるかどうかと思っていました」と疲労感をにじませた。次局へ「スコアは意識せずに。本局をしっかり振り返って、つなげていければと思います」と静かに闘志を燃やした。

 第3局は3月5日、新潟グランドホテルで指される。藤井竜王が勝つと史上2人目の六冠となり、羽生九段の最年少記録・24歳2カ月(1994年)を3年以上大幅更新する。並行して羽生九段との王将戦が2勝2敗で進行中。“鬼門”となりかけていた後手番の連敗を止め、防衛への追い風になりそうだ。

参照元https://www.daily.co.jp/