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二刀流・大谷翔平が狙う「MLBでも過去わずか4人だけ達成」の大記録

大谷翔平
大谷翔平

 両リーグ最速で40号に乗せ、異次元の活躍を見せるエンゼルス大谷翔平(27)。今回は、達成可能な記録の面から、すごさを検証。47本の球団記録から、かのベーブ・ルースでさえ、一度しかマークしていない大偉業の60本まで、この先の目指すべき“数字”と、そこに立ちはだかる“壁”について、識者とともに見ていきたい。

 まずは、8月25日時点での今季の成績を振り返ると、打っては、規定打席をクリアしたうえでの打率2割7分、40本塁打、88打点、19盗塁。投げても、8勝1敗、防御率2.79、120奪三振と、どちらの数字もとんでもない。

「打撃面では本塁打、打点、得点、盗塁、四球、二塁打三塁打出塁率長打率、OPSの10項目で、さらに投手としても投球回、勝利数、防御率奪三振の4項目でチームトップです」(スポーツ紙MLB担当記者)

 もはやチームに欠かせない大黒柱だが、2023年オフにFAとなる大谷を、エンゼルスは抱えきれないのではとも言われている。

「スポーツ専門局のESPNの試算では、最低でも5年契約で2億5000万ドル(276億円)と伝えています。単年だと50億円超の計算です」(前同)

 金銭面でも成績でも規格外の大谷。では、そんな彼が目指すべき次なる記録とは何か。MLBに精通するジャーナリストの福島良一氏は、こう語る。

「本国アメリカでも、何かと引き合いに出されるのは、やはりルースの存在。まずは1918年の13勝&11本塁打に並ぶ、2桁勝利&2桁本塁打。そのうえで名実ともに“ルース超え”をするとなると、翌19年の成績が一つの目安になってくると思います」

 ルースが“二刀流”で通したのは実質的に、この2年だけ。とりわけ19年には、打率3割2分2厘、29本塁打、114打点。133回1/3を投げて、9勝5敗、防御率2.97
と、投打に好成績を残している。

「打率はともかく、打点と本塁打、投球回と勝利数。その4つを同時に超えられるか。

残り試合とこれまでのペースを考えると、打点と投球回は、ちょうど前後する数字です」(前同)

■MLBでも「過去わずか4人」の記録が達成できる?

 今季、手の届きそうな記録はもちろん、まだある。それが、メジャーでも過去に30人にしか達成していない50本塁打の大台だ。

「向こうでは“50本塁打クラブ”という言い方もされるように、50本塁打は超一流の証として浸透している。日本では27年にルースが記録した60本を期待する声もあるかと思いますが、50本でも十分に偉業なんですよ」(同)

 もちろん、サミー・ソーサマーク・マグワイアなど、“ルース超え”を果たした選手は過去にもいる。

 だが、選手間にステロイドが蔓延した90年代から00年代は、いわばメジャーの“黒歴史”。本国ファンの間でも真の評価を得られていない。

「それらが一掃された2010年以降では、17年に当時マーリンズのスタントン(31)ら、わずか5人が記録しただけ。しかも今季は、新たに導入された低反発球の影響で、フルシーズンだった2年前と比較しても、本塁打はリーグ全体で10%以上減ってます。その中での達成ですから、なおさら価値がありますよ」(同)

 また、仮に50本をクリアした場合に、ほぼ同時に達成する可能性が高い偉業が、50本塁打&20盗塁だ。MLBでも過去わずか4人。

「二度とないかもしれないぐらいの大偉業」だと、福島氏もこう断言する。

「歴代達成者も、1955年のウィリー・メイズ、96年のブレイディ・アンダーソン、98年のケン・グリフィーJr.、そして2007年のA・ロッドとレジェンドばかり。そこに二刀流の彼が名を連ねれば、これはもう本当にすごいことです」

 

 

参照元https://dailynewsonline.jp/