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乗ったぞビッグウエーブ!阪神が今季初連勝 大山決めた「流れ乗って」64イニングぶり適時打

 4回、適時二塁打を放つ大山(撮影・田中太一)

 4回、適時二塁打を放つ大山(撮影・田中太一

 「阪神2-1巨人」(16日、甲子園球場

 強い阪神が帰ってきたで!!阪神は4番の大山悠輔内野手(27)が、1点リードの四回無死二塁で左翼越えの適時二塁打を放って勝利を導いた。2019年9月以来の4万人超えとなった甲子園で、虎党もお祭り騒ぎの鮮やかなG倒劇。今季初の連勝と波に乗り、一気に3連勝を狙う。

 西日が差し込む甲子園球場六甲おろしのBGMが響く。歓喜のヒーローインタビューを終えた後。大山は虎党が待つ右翼席に向かった。「お待たせしました」。帽子を取り、何度も何度も頭を下げる。格別だ。この最高の景色が見たかった。

 今季最多4万354人が詰めかけた伝統の一戦。3試合連続で4番に座った背番号3のバットが、呪縛を解いた。1点リードの四回。先頭の近本が中越二塁打でチャンスメークした直後だ。「自分も流れに乗って」とシューメーカーの内角ツーシームを捉えた。

 打球は超速ライナーで左翼フェンス上部の金網に直撃。近本が悠々とホームを踏み、自身は二塁ベース上で万雷の拍手を浴びた。これが8日・広島戦の六回にロハスが適時二塁打を放って以来、チーム全体で本塁打を除き64イニングぶりの適時打。勝利を引き寄せる一打だった。

 「苦しい戦いが続いてきて、点数を取れていないというのがあるので」。前夜も佐藤輝とロハス本塁打による計4得点。つながりを欠く打線が低迷の一因に挙げられる。だからこそ、1点差の勝利に「もっと点数が取れるようにやっていきたい」と満足感はない。

 ここまで自身の得点圏の打撃成績も16打数4安打、打率・250。まだまだ全然、物足りない。「若い選手も多いので。自分だったり、試合を経験してきている選手がもっと引っ張っていけたらと思います」。誰よりも責任を感じ、誰よりも巻き返しに燃えている。

 「もちろん負けている時の雰囲気はいいものではないですし、朝がきたらしんどいと思うことも多いですけど。そんなことを言っていても試合はあるので。しっかりと切り替えるところは切り替えて、反省もして、また朝を迎えて。いい意味での開き直りも大事なのかなと思っています」

 これで今季の巨人戦打率は・389に。G倒で、昨年10月18日の広島戦から24日・広島戦の4連勝以来となる今季初の連勝と、カード勝ち越し。大山は「まだまだ取り返せるチャンスはある」と語気を強めた。さあ、逆襲が始まる。後ろは振り返らない。ただ前だけを見て進撃する。

 多くの阪神ファンでにぎわう甲子園球場(撮影・神子素慎一)

 多くの阪神ファンでにぎわう甲子園球場(撮影・神子素慎一)

参照元:https://www.daily.co.jp/