俳優・三宅健(42)が22日、主演舞台「陰陽師 生成り姫」が東京・新橋演舞場で初日を迎え、開演前に取材に応じた。
頭脳明晰、冷静沈着な人物として描かれ、過去に野村萬斎(55)ら名だたる役者たちが演じてきた主人公・安倍晴明役の三宅は「今までにない、人間味あふれる晴明になっていたらうれしい」と意気込みを語った。
作品では、晴明と源博雅(林翔太=32)が、心の奥底に住む鬼にむしばまれてしまった徳子姫(音月桂=41)を救い出すため奮闘する様子が描かれている。「もし女性が“鬼”になってしまったらどうやって戻してあげる?」との問いに、三宅は「止められないんじゃないですかね。もはや、なすすべはありませんね」と苦笑しながらあきらめの言葉を口にしていた。