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ウルフアロン、三角絞め”失神KO”勝利 デビュー戦で無差別級王座奪取

 

EVILを三角絞めで落としたウルフ・アロン(カメラ・今成 良輔)報知新聞社

新日本プロレスWRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退」(4日、東京ドーム)観衆4万6913(超満員札止め【写真】ウルフアロン、頭を丸め柔道着脱ぎながら「入場」  柔道の東京五輪100キロ級金メダリストで新日本プロレスのウルフアロンが4日、東京ドームでのプロレスデビュー戦で勝利した。  日本人五輪金メダリストのプロレス転向は史上初。注目のデビュー戦でウルフは、NEVER無差別級王者で「H.O.T」EVILに挑戦した。  入場で柔道男子の鈴木桂治監督が太鼓を叩くなか、前日3日の記者会見でEVILに「オマエが負けたら坊主、並びに柔道着禁止だ」と理不尽要求されていたウルフは、頭を丸め、背中に「ウルフ」と貼った白い柔道着で登場すると柔道着を脱ぎ捨て黒のショートタイツ、黒いリングシューズで入場した。  これまでの長髪を切り落としプロレスラーとして生きる覚悟を表した丸刈りに超満員札止めのドームは大興奮に包まれた。  ゴングが鳴るとエルボー合戦を展開。柔道技で投げ捨てコーナーポストにEVILをたたき付けるとラリアット、ブレーンバスターからのエルボードロップを放ち一気に攻勢に出た。  しかし、場外戦でEVILのセコンド「H.O.T」メンバーに袋だたきにされ、EVILからイス攻撃を受けた。悪の攻撃にリング上であおむけになったウルフ。呼吸が乱れ立ち上がれない状態もチョップから一本背負いで逆襲。乱入した「H.O.T」を払い腰などの柔道殺法で蹴散らした。  しかし、悪の攻撃は止まらない。EVILが放った白い粉を顔面に浴びると、スコーピオンデスロックで捕獲。ドームに「ウルフコール」がわき起こりロープへ逃げると大歓声。ラリアット連発を耐え反撃しパワースラムで大逆転。オリンピックスラムでたたき込み、ボディスラムから「行くぞ!」と雄たけびをあげ、トップロープから棚橋弘至の必殺技「ハイフライフロー」をさく裂させた。  「H.O.T」セコンドがカウントを取るレフェリーを阻止しフォールならず。互いのセコンドがリングインしリング上が大混乱になるなか、テーブル攻撃をウルフは顔面に浴び、ダウン。さらに固定したテーブルにあおむけにさせられ、ドン・ファレのボディプレスを受け圧殺。EVILがEVILを浴びせ、カウント2で返し、逆十字から三角絞めで絞め上げ、レフェリーが試合を止め劇的勝利を飾った(12分53秒、レフェリーストップ)。  激しい戦いを制し初陣でチャンピオンとなる偉業を達成した。  試合後は「これだけ大勢の人が見てくれるなかで試合をしたのは、僕の人生で初めてでとても大きな経験になりましたし、今日だけではなくこれからもずっとこれだけの人数に見られながら試合がしたいと思いました」と明かした。この日、メインイベントで引退試合を行う棚橋弘至に代わる新たな星としてマット界を活性化させる。  ウルフは、東海大時代に深夜中継されているテレビ朝日系「ワールドプロレスリング」でプロレスの魅力に触れ「柔道をやり尽くしたらいつかプロレスラーになりたい」と志した。  パリ五輪後に新日本プロレス永田裕志のYou Tubeチャンネルへ出演した際に永田にプロレスへ転向したい思いを打ち明けた。永田が新日本プロレス上層部へウルフの熱意を報告し社内で協議。ウルフ本人が棚橋弘至社長らと面会し獲得に至った。  入団後は、他の練習生と同じように世田谷区の野毛道場で合同練習へ参加し、肉体を作り、真剣にプロレスの技術を学んだ。試合会場にも帯同し、リング設営、セコンドの雑用も積んできた。  一方で柔道時代から積極的だったテレビ出演などメディアに露出。巧みな話術でテレビ関係者から評価が高く好感度があるウルフは、10月にはTBSラジオでレギュラー番組を持つなど、各メディアに出演し、自身はもちろん「新日本プロレス」と「プロレス」を世間にアピールしてきた。  EVILとのデビュー戦は、昨年10・13日両国国技館大会でEVIL率いる「H.O.T」の暴挙に激高し乱入したことから対戦が決定した。  以後、EVILと試合会場で衝突し試合前日会見ではEVILに暴行を受ける屈辱を味わっていた。  EVILを倒し、デビュー戦で王者となったウルフ。デビュー2戦目は5日の大田区総合体育館大会。プロレスラーとなった金メダリストは、プロレス人気を復興させる旗手として期待されている。マット界に革命を起こす戦いが始まった。  ◆ウルフアロン 1996年2月24日、東京・葛飾区生まれ。29歳。6歳から春日柔道クラブで競技を始め、東海大浦安高2年時に高校3冠。東海大を経て、18年4月から了徳寺大職、23年4年からパーク24所属。世界選手権は17年初優勝。19年3位。左組み。得意技は大内刈り、内股。昨年6月に新日本プロレス入団。身長181センチ。家族は両親と兄、弟。父・ジェームズさんは米国出身。

参照元https://news.yahoo.co.jp/

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