掘り出した鉱石を砂状になるまで細かくしたもの。「精鉱」と呼ばれ、ここからレアアースを抽出する=2023年8月28日、米カリフォルニア州マウンテンパス、榊原謙撮影© 朝日新聞社中国が輸出管理を強めているレアアース(希土類)をめぐり、日本政府がアフリカでの鉱山開発などに乗り出す計画を進めていることがわかった。2028年末までに一部のレアアースについて「中国依存度ゼロ」をめざすという。実現すれば、レアアースの供給不安の解消につながる可能性がある。
【写真】中国のレアアース採掘現場。因果関係は不明だが、「病気になる人が増えた」という人も
複数の政府関係者が明らかにした。独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が20年ごろから進めていたアフリカ南部ナミビアでの鉱山調査などで、レアアースの中でも特に希少とされる「ジスプロシウム」や「テルビウム」について、十分な埋蔵量を確認したという。開発を担う企業を募る入札も行われており、今後、複数の鉱山開発を進める方針だ。鉱山から採掘後に不純物を取り除く精錬の工場建設も視野に入っているという。
自動車や家電製品など幅広い産業に欠かせないレアアースについて、政府はこれまでも、供給源を多角化しようとしてきた。計画が軌道にのれば、JOGMECなどを通じて既に出資した豪州やフランス企業による生産分と合わせて、国内の需要をまかなえる分量を確保できる見通しだという。
ただ、レアアースを鉱山から掘り出したり、精錬したりする過程では、放射性廃棄物などの有害物質が発生する。環境対策のコスト負担など、安定供給に向けた課題は少なくない。
<script type="text/javascript">rakuten_design="slide";rakuten_affiliateId="02e50bba.f2a126fb.0927ab5d.6c3791f6";rakuten_items="ctsmatch";rakuten_genreId="0";rakuten_size="468x160";rakuten_target="_blank";rakuten_theme="gray";rakuten_border="off";rakuten_auto_mode="on";rakuten_genre_title="off";rakuten_recommend="on";rakuten_ts="1772231454853";</script><script type="text/javascript" src="https://xml.affiliate.rakuten.co.jp/widget/js/rakuten_widget.js?20230106"></script>