鳥取県は、正体不明の芸術家バンクシーと、ジョン・レノンの妻で芸術家のオノ・ヨーコさんの作品を購入する方針を決めた。ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルの「ブリロの箱」5点を約3億円で購入し、展示が話題となった県立美術館(倉吉市)で収蔵する計画で、担当者は「ブリロの箱以上に人が入るかも」と期待を寄せている。(安恒勇気)
鳥取県立美術館に展示されたアンディ・ウォーホルの作品「ブリロの箱」(手前)© 読売新聞新年度の当初予算案に購入費として1億8500万円を計上。バンクシーに8200万円、オノ・ヨーコさんに5000万円で、市場価値の高騰を防ぐため、いずれも作品名は明らかにしていない。バンクシーは、著名だが違法性も指摘される壁画以外の作品になる見通しだ。オノ・ヨーコさんは示唆に富むメッセージが描かれたり、込められたりする作品を多く発表している。
美術館は、ウォーホル以外にも伊藤若冲や山下清など国内の作家にも注目してきた。新年度は、精神性の深い人物彫刻や半人半獣のスフィンクス像などで知られる彫刻家・舟越桂さん(2024年死去)の作品購入を予定し、5000万円が購入費に含まれる。
3人の作品は、学識経験者らでつくる県美術資料収集評価委員会の審査を経て正式に決定する。
「ブリロの箱」購入・保有を巡り、県民らの間で賛否があったことから、県が実施していた来館者アンケート(25年3月~26年1月、回答数5668)では、約6割が「ブリロの箱」保有に肯定的に考えている結果が出た。
この結果を受けて、一時運用を凍結していた美術品取得基金の運用を再開することを決定。新年度予算案では5500万円を基金に拠出する。現在の残高と合わせて9700万円を確保し、県ゆかりの作家や鳥取をモチーフにしたもので、比較的安価な作品を同基金で購入していく。
斎藤正樹副館長は「いずれも美術史で重要な位置を占める作品で、バンクシーを収蔵する公立美術館は聞いたことがない。良質なコレクションで美術館としての存在感を出したい」と話している。
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