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【スノボ解説】田中幸氏 長谷川帝勝はエースの滑り 努力家の思い結実 男子スロープスタイル銀メダル

 

<スノーボード男子スロープスタイル決勝>2回目、エアを決める長谷川帝勝(撮影・小海途 良幹)(スポーツニッポン新聞社)

 ◇ミラノ・コルティナ冬季五輪第13日 スノーボード 男子スロープスタイル決勝(2026年2月18日 リビーニョ・スノーパーク)  五輪初出場の長谷川帝勝(たいが、20=TOKIOインカラミ)が銀メダルを獲得した。14年ソチ大会から五輪種目となったスロープスタイルでのメダルは日本人初となった。ビッグエア(BA)銀メダルの木俣椋真(23=ヤマゼン)は11位だった。その滑りを、プロスノーボーダー、スノーボード解説者の田中幸氏が解説した。  長谷川選手は、「エースがやっと戻ってきた」という印象で、銀メダルを獲得できて本当によかったと思います。2023年の世界選手権BAで、17歳で金メダルを獲るなど、日本を牽引してきました。注目されていた中、ケガなどもあってきつかったと思いますが、努力家の思いが結実しました。  長谷川選手の特徴は、多様性です。4種類ある踏み切りをすべてできるのが持ち味で、この日の1本目もキャブ(スイッチスタンス=メインスタンスとは逆=からのフロントサイド=正面から回る=の回転)、スイッチバック(スイッチスタンスからバックサイド=背中側から回る=の回転)、バックサイド(メインスタンスから背中側からの回転)と、多様性を見せました。  特に、最後の第6セクションでは、「バックサイド・ダブルロデオ・1260(3回転半)・メランコリーグラブからテールグラブへの持ち替え」という技を見せました。  ダブルロデオは、斜め軸の後方宙返りを2回転すること。それと水平方向の3回転半を組み合わせる技の最中に、左手でかかと側のボートを持ち、さらに右手でボードのテール(後方)に持ち替える技です。  10点満点中9・15点を出したこの技自体がすごいし、きれいだった。今回の五輪はスピードが出ないコースで、ボードが走らない。それをモノともしない素晴らしいランだったと思います。  今回の五輪では、これまでメダルがなかったビッグエア、スロープスタイルで6個のメダルを獲得しました。この活躍は、スノボに携わってきた全世代の人にとっての喜びだと思います。先行していたハーフパイプから遅れて五輪種目になり、4大会目での悲願達成でした。  前回の北京五輪後、スロープスタイルは採点基準が変わりました。高難度のジャンプの点数が高い傾向から、ジブ(人工物のレールなど)も含めた総合的な力が、より求められるようになりました。  ジャンプが得意だった日本選手には、厳しい変更でしたが、逆に日本人の丁寧さ、繊細さで対応し、メダルに結びつけました。米国、カナダ勢が強かったこの種目に、日本選手が食い込んでいくことができた。今後も、日本選手の活躍を期待したいと思います。

参照元:https://news.yahoo.co.jp/

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