許 豊凡 写真:浜瀬将樹
「月9が決まるかも」突然の知らせに驚いた日
―――本作に出演が決まったときの感想からお聞かせください。 「最初は信じられませんでした。グループでの撮影中、日程についてマネージャーさんと話していたら、突然『もしかしたら月9のドラマが決まるかも』と聞かされて…。『え、そんなにサラッと言うんですか?』と驚きました(笑)」 ―――医療ドラマは初挑戦となりますね。 「医療系のドラマは難しそうだし、専門的な用語も多いと思うのですが、一度は挑戦してみたかったジャンルでした。同じグループの尾崎匠海が『アンメット ある脳外科医の日記』(以下『アンメット』)で研修医役、髙塚大夢も『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』(ともにカンテレ・フジテレビ系)で看護師役を演じていたので、どこか親近感もありました」 ―――研修医を演じるにあたって、何か参考にされましたか? 「同じ脳神経外科を舞台にした『アンメット』を拝見しました。共通点も多くて、すごく参考になりましたね」 ―――今回演じるソン・リーハンについて、どんな人物だと捉えていますか? 「甘えん坊な一面があるなと思います。あくまで僕の予想ですが、ソンはきっとエリート家系で愛情たっぷりに育てられて、周囲を頼りながら生きてきた人だと思うんです。演じるときは、わざとらしくない程度にかわいらしく、普段の声よりも少しトーンアップして話すようにしています」 ―――許さんは、制作陣からどのような役割を求められていると感じますか? 「ソンってチームの中でスパイスのような役割を果たしていて、彼がいるからこそ見えてくる要素があると思うんです。例えば、視聴者の方の大半が知らない用語や出来事が起こったとき、外国人だからこそ『日本語が分からない』という理由で、その意味を聞けるじゃないですか。そういった『違和感のないまま答えを引き出す役割』を担っているのだと思います。 あとは物語の中盤に英語や中国語を話すシーンがあるのですが、(マルチリンガルの)僕だからこそできる役なのかなと思いました」
橋本環奈は“湖音波そのもの”だった
―――主役の田上湖音波(たがみ・ことは)を演じる橋本環奈さんの印象を教えてください。 「橋本さんは湖音波さんそのものです。もちろんお芝居をされているんですけど、控え室にいるときもあのままというか、本当に役ぴったりです。すごく気さくで優しいですし、現場を明るくしてくれて、素直な一面もあって……もちろん、湖音波さんほど口が悪いわけではないです(笑)。 最初から緊張せずに撮影できたのは、明るい橋本さんのおかげだなと思っています」 ―――ソンは研修医として学ぶ立場ですが、許さんがこの現場で学んだことはありますか? 「INIでの撮影時は、細かく映像チェックをしないと、自分が映らないことがあるんです。映っていないときは自分たちで立ち位置を微調整するのですが、実はこの現場でも同じことをしてしまいました(笑)。 さっきまでA地点に立っていたのに、僕が『映らない』と思ってB地点に立ってしまって…。スタッフさんに『戻ったほうがいい』と言われて恥ずかしかったです。それ以降は教えられた立ち位置から動かないようにしています(笑)。 あとは、セリフがないときのリアクションです。台本に書いていない分、自分で想像して表現しなければならないので、経験を積んでいくしかないなと思っています」 ―――ソンは医療業界で働くべく奮闘中です。許さんが働くうえで大切にしていることは、どんなことでしょうか? 「今、お仕事をいただいていることを『当たり前に思わないこと』です。事務所の方やファンの方など、皆さんが押し上げてくださっているおかげで、この場に立てている。『自分一人の力ではない』ということは、常に頭に入れていますね。正直、自分の代わりになる人はたくさんいます。だからこそ、一つひとつの仕事に丁寧に携わっていきたいです。 また、仕事が増えるほど『起用していただいている』という感謝を忘れがちになります。なぜ僕を選んでくださったのか。それを考え続けなければならないな、と常々思っていますね」
「普段の生活では知りえないことを知れる喜びがある」 俳優業が教えてくれた、他業種への敬意
―――グループ活動とは異なる俳優業の魅力とは? 「役を演じていると、普段の生活では知りえないことを知れる喜びがありますね。さまざまな職業に対して、より尊重の気持ちを持てるようになるのが、お芝居ならではの魅力だと思います」 ―――さまざまな職業に対しての目線も変わるんですね。 「そうですね。コメンテーターのお仕事も任せていただいている身なので、そういった意味でも、非常に価値のある経験を積ませてもらっているな、と思います」 ―――最後に、本作をご覧になる方に向けて、特に注目してほしいところを教えてください。 「薄幸(納言)さん演じる松本佳世さんとソンは、ボケたりツッコんだり、まるでコンビのようになっています。2人のかけあいにぜひ注目してほしいです!」 【著者プロフィール:浜瀬将樹】 1984年生まれ。フリーランスの編集・ライター。映画、ドラマ、バラエティー番組の会見取材、俳優さんや芸人さんなどのインタビュー、ドラマや俳優さんのコラム、お笑いのライブレポートなど、エンタメ系を中心に執筆している。
参照元:https://news.yahoo.co.jp/
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