大谷翔平(AP)◇28日(日本時間29日) ロイヤルズ9―5ドジャース(カンザスシティー)
ドジャースの大谷翔平選手が「1番・投手兼DH」で出場した。投手復帰後3度目の登板で初めて2イニングを投げ、27球、1安打無失点、1奪三振、1四球の内容で降板した。特に真っ直ぐの速さ、強さが光った。打者では4打数無安打、3三振だった。チームは5ー9で敗れ、連勝は「5」でストップした。
大谷はエンゼルス時代の2023年、横に大きく曲がる「スイーパー」を軸にしていた。23年のWBC決勝では、トラウトに対してその横にクイッと曲がる「魔球」で空振り三振に仕留めて話題になった。
今季、復帰してから新たな「魔球」を使い始めた。コナー・マクギネス投手コーチによれば、大谷はそれを「バーティカル・スライダー」と呼んでいるという。要するに縦のスライダー(縦スラ)だ。復帰後3度目の登板。2回の6番カグリオンに空振り三振を奪ったのが、「縦スラ」だ。カグリオンは「球が速くて、しかも大きく動く」と証言した。
このボールの球速は89マイル(143キロ)で、落差は35インチ(88.9)センチ。大谷は「自分の投げたいイメージで、変化、ロケーション(投げる場所)も含めて落とせている」。スプリットより、むしろこの沈む球を自在に操つれるという自信があるのだろう。
チーム関係者も、チームメートも「新魔球」の動きに驚いているという。マクギネス投手コーチは「翔平は同じ変化球でも、うまく形を変えることができる」。この日はMLB自己最速の101.7マイル(約163.7キロ)をマーク。真っ直ぐの速さが際立ったが、新たな魔球も見逃せない。(写真はAP)
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