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南海トラフ東西どちらかでM8以上、1週間以内の連続発生の確率は100倍以上

 南海トラフの東側か西側のどちらか片方でマグニチュード(M)8以上の地震が発生した場合、1週間以内にもう片方で同規模の地震が発生する確率は、平常時の100倍以上に高まるとの研究結果を東北大などのチームがまとめた。論文が10日、科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。

 静岡県駿河湾から九州沖までの南海トラフ沿いのプレート(岩板)境界では、100~200年間隔で巨大地震が発生している。

 

 1707年の宝永地震のように全体が一気にずれ動く場合と、東側と西側が連続して動く「半割れ」の場合が知られている。1854年に東側で安政東海地震が起きた後、約32時間後に西側で安政南海地震が発生。1944年に東側で昭和東南海地震が起きた後、約2年後の46年に西側で昭和南地震が発生した。

 東北大の福島洋准教授(地震学)らのチームは、世界で過去に発生したM7以上の地震約1500回分を分析するなどし、南海トラフでM8以上の地震が連続発生する確率を計算した。

 その結果、最初の半割れ地震から1週間以内に、もう片方の地震が2・1~77%の確率で発生することがわかった。この確率は、南海トラフ地震が90年に1回の頻度で起きると仮定すると、平常時の100~3600倍になる。

 鷺谷威・名古屋大教授(地殻変動学)の話「南海トラフ地震が短期間に連続で発生する確率を示したのは有意義で、信頼性の高い推定だ。この知見を実際の対策にどう生かすのか、行政の対応が問われる」

 

 

参照元https://www.msn.com/