『水曜日のダウンタウン』（TBS系）で14日、アイドルグループが誕生したものの視聴者から冷たい声が集まっている。
冷ややかな反応を集めたのは、お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃん（46）による「MONSTER LOVE」という恋愛リアリティ企画。一般公募したクロちゃんを好きな女性と、番組側が用意した本当はクロちゃんのことが好きではないフェイクの女性数人と沖縄で共同生活をし、クロちゃんのことが本当に好きな女性を見極めていくという流れになっていた。
視聴者側にも、クロちゃんのことが本当に好きな女性が誰なのかは明かされない状態で進むこの企画。共同生活の中で毎日1人を落としていき、最後に「本当に好きだったかどうか」が発表され視聴者の間でも好評だった。
ところが、7日放送回の中で、実はフェイクの女性はアイドル志望だったことが判明。クロちゃんを騙すことができ、脱落せずに終えたらアイドルデビューが約束されていたことが視聴者にのみ明かされた。また、14日放送回時点で残った女性は3人で、うち1人がアイドル志望ではなく本当にクロちゃんを好きな女性ということも判明していたが――。
「しかし、VTRに音楽プロデューサーの渡辺淳之介（38）が登場し、現在残っている3人でアイドルグループを結成すると発表。“クロちゃんのことが好きな女性”もアイドルとしてデビューすることに承諾したといい、その時点で共同生活は終了に。クロちゃんはその後デビュー曲の歌詞の考案に入り、グループ名は『都内某所』に決定しました」（芸能ライター）
しかし、この展開にネット上からは「気分悪い企画」「アイドルとかどうでもいいんだが……」「先週まで面白かったのに、つまらなくなった」「そういうの絡んでくると面白さが落ちるな」といった冷たい声が集まっている。
「ガールズグループ・BiSHなどを手がけたことで知られている渡辺さんですが、2019年には同じくクロちゃんを起用したアイドル企画『MONSTER IDOL』でクロちゃんと協力し、アイドルグループ・豆柴の大群を結成。豆柴は現在も渡辺の事務所であるWACKに所属しています。人狼要素を含んだ恋愛企画のはずが、いきなり完全にアイドル企画に変わってしまったことに戸惑う声も多く、企画を楽しんでいた視聴者はどこか裏切られたような気分にもなってしまったようです」（同）
「名前を売り出す」という意味でのプロモーションは成功したが、最悪の形で結成してしまった「都内某所」。好感度は上がっていくだろうか。
