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「鎌倉殿」壮絶最期の全成 「風起こせない」登場は壮大な前フリ 新納慎也も感激

 新納慎也

 俳優の新納慎也が7日、ブログを更新。この日放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、自身が演じる全成が壮絶最期を遂げたことに「今はただ猛烈に淋しい」と全成の思い出を記した。

 この日の「鎌倉殿の13人」では、比企能員佐藤二朗)にはめられ、配流された常陸国で、八田知家市原隼人)によって斬首される。最期の最期まで陰陽を唱え続けた全成は、嵐と雷を呼び起こし、亡くなった瞬間にうそのように青空が広がる…という力を発揮した。

 全成は、兄・頼朝の挙兵を聞き、いの一番に兄の元に駆けつけ「風を起こす」といって陰陽を唱えたものの、風を起こせず「日本中のお茶の間をズッコケさせた」が、これは嵐と雷を呼ぶ最期にむけての壮大なフリだったとも言える。

 新納は「こんな壮大な前フリで、こんな素敵なラストを迎えるとは思ってもいませんでした。本当に、本当に素敵な役を戴いたと感謝しています」と感激しきり。実はクランクインの際には「悪禅師」と呼ばれた全成だけに「『付け髭』の提案をしてみたりしました」というが、逆に「アイラインも入れて少しマスカラもしてもらいたい」と言われ、驚いたことも明かした。

 そのメイクもあって、少し妖艶で、男臭い武士たちとは一線を画した存在感を発揮。「文覚との読経セッション」「頼朝のモノマネ」「義高や紫式部までもが憑依した芝居をしたことも」と、視聴者の印象に残るシーンも多数あった。

 ラストシーンは「呼吸することも困難で、心拍数も異常に上がり、涙が止まらないほど入魂していました。もしかしたら全成さんが憑依していたのかもしれませんww」という渾身の演技。「最後に…天国の阿野全成さま。心を込めてあなたを演じました。大好きです。ありがとうございました」と、天国の全成にも感謝を伝えていた。

 ドラマの公式インスタグラムでは、全成が最後まで愛した実衣(宮澤エマ)との優しい2ショットがアップされている。

参照元https://www.daily.co.jp/