ゴンジャ

芸能 ゴシップ

NHK管理職 タクシー券など70万円不正利用で諭旨免職 取材や緊急と虚偽説明

 NHK放送センター

 NHK放送センター

 NHKが国際放送局に所属する50代男性の管理職職員を、2019年6月から22年1月にかけて、タクシー券の不正利用、日帰り旅費の電車代を虚偽の理由で請求するなど、計70万3728円の不正を働いたとして、24日付けで諭旨免職処分にしたことを発表した。管理・監督責任で国際放送局局長など管理職5人も懲戒処分となった。

 東京・渋谷の同局で会見が行われ、中嶋太一理事らが説明。被処分者は副部長にあたるチーフ・リードの役職で、ニュースを監修するデスク業務を行っていた。前任の熊本放送局、20年8月に異動した国際放送局で、交通機関での移動が原則の中で、取材や緊急の移動と偽り、放送局から自宅への帰宅にタクシーを使用するなどしていた。本人は認めており、使用理由に「疲れていたから」だと述べたという。被処分者はすでに全額を弁済しており、同局は刑事告訴の予定はないという。

 今年1月に行われたチェックで、被処分者の提出したタクシー券とタクシー会社の記録にズレが見つかり、勤務記録などと照合し、調査を行い、発覚。発覚が遅れた理由について、「タクシー券担当者が庶務担当で記者ではなく、(被処分者に)『取材だ、緊急だ』と言い張られるとそれ以上追及することが難しかった。国際放送局はシフト勤務で、担当者と別勤務なので、わかりづらかった」と述べた。

 中嶋理事は「受信料で支えられている公共メディアの職員として許されない行為であり、深くおわびいたします」とコメント。再発防止策として、全国の放送局・本部でタクシーアプリの運用を拡大、アプリによる全国のタクシー使用状況を本部でダブルチェック、タクシー券管理者の情報共有の徹底を挙げた。

 

参照元https://www.daily.co.jp/