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さんま節全開「人の力ってすごい」プロデュース映画“聖地”石巻11年ぶり訪問

 宮城県石巻市でのイベントに登壇した明石家さんま

 宮城県石巻市でのイベントに登壇した明石家さんま

 お笑いタレントの明石家さんま(66)が16日、宮城県石巻市で開かれた自身プロデュースのアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」の上映会&トークイベントに、渡辺歩監督(55)と登壇した。東日本大震災直後に27時間テレビ(フジテレビ系)の企画で訪問して以来11年ぶりの石巻市で、延べ2400人の観客の前でさんま節が全開。その後、30人が集まった報道陣の囲み取材に応じ、爆笑会見を繰り広げた。

 1200人の石巻市民が駆けつけ満席となった会場に、さんまは手を振りながら登場した。「遠い…。仙台駅からボロい車で来たんですけど、腰が痛い。あと10年は来ないと思います。東京から合計3時間20分、サイパンの方が近いわ!」。冒頭からアクセル全開で盛り上げた。

 同作はさんまが西加奈子氏の原作小説にほれ込み企画、プロデュース。同市は西氏が原作小説を書くにあたり、女川町とともにその街並みや飲食店などをモチーフとした“聖地”。同市には11年ぶりの訪問。「前は何もなかったところに家やビルが建っていて、人の力ってすごいんだなと感動しながら来ました」と震災から復興しつつある姿に感嘆した。

 イベント後には自身も思い出せないほど、貴重な囲み会見を実施。机が並んだ会場に入るやいなや「医療ミスでもしたんかと思った」とジャブ。記者たちに対し「今言いたいことは、STAP細胞はあります!」と、小保方晴子さんの会見を引き合いに出し、笑いを誘った。

 “さんま節”は止まらず、同作が米・アカデミー賞にノミネートされなかったことに触れ、「(されていたら)ウィル・スミスに殴られていたかもしれません。殴られにいきます、話題になるために」とニヤリ。さらに本作に出演した木村拓哉工藤静香の長女でモデルのCocomiについて「初めての芝居で、声優で、大阪弁。このできばえに持って行ったココちゃんのすごさを感じました」と太鼓判。「木村に『お前、仕事せんでも大丈夫やで。ココちゃん稼いでくれる』と言いましたよ」と明かした。

 同作について「200回は見ましたけどあきない」と改めて自信。構想に5年かかり「二度とアニメはやりません」と苦笑いするも「もう一本、渡辺監督と一緒にやらせていただけたら」と次回作への色気もチラリ。映画人としてのライバルは「明石家さんまに負けたくないという境地に達します」と力強く語った。

 

参照元:https://www.daily.co.jp/