3月25日放送の『チコちゃんに叱られる！』（NHK総合）でのある場面に、NHKファンが大興奮する事態になっている。
この日のゲストは、最終回が迫っているNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』（同）からヒロインの川栄李奈（27）と本郷奏多（31）が登場。第1問目は「なぜ桜並木は川沿いにある？」だった。
この疑問に対するチコちゃんの答えは「花見客に地面を踏み固めて欲しいから」。また、江戸川大学の斗鬼正一名誉教授（72）によると、このアイディアを思いついたのは『暴れん坊将軍』で知られる徳川吉宗。ある問題を解決するために、川沿いに桜が植えられるようになったという。
番組では、解説のためによく用いられる再現VTR「NHKたぶんこうだったんじゃないか時代劇」として、「暴れん坊将軍チェリーあっぱれ！災い転じて乱れ咲き」が放送されることに。
それによると、隅田川の氾濫による水害を受け、吉宗が中国の歴史書『史記』を参考に堤防に桜を植えたとのこと。また、当時の堤防は蛸胴突きという道具を使って盛り土を叩き固めて造られるのが主流だったが、財政難の幕府は費用も人員も割けず。そこで、民衆に花見をしてもらうことで人を集めて土を踏み固め、雨の多くなる梅雨に備えたと紹介された。
この再現VTRに吉宗役として出演していたのが俳優の目黒祐樹（74）。この登場に視聴者からは「このサプライズは嬉しい！」「勇おじさんじゃん！」「NHK、粋なことやるな～」という喜びの声が集まっているという。
「実は目黒、『カムカムエヴリバディ』にひなたの大叔父である雉真勇として出演。老年期のみの登場となったため、出演シーン自体は長くなかったものの、ひなたの母・るい（深津絵里・49）の数十年越しの帰郷という重要なシーンでも出演だったため、多くの人の印象に残っていました。今回、スタジオゲストが『カムカム』のメインキャスト2人だっただけに、VTRでの目黒のサプライズ出演は多くの朝ドラファンを喜ばせたようです」（芸能ライター）
目黒の登場にワイプ越しに笑顔を見せていたひなた演じる川栄。そのリアクションにも視聴者からは、「勇おじさん見て笑ってるひなた可愛い」「これは嬉しいね」「川栄さんは驚いてた！」という声が集まっていた。
