漫画アクションで連載していたボートレース漫画『なみじょ!!!!!!』が、さらにパワーアップして日刊大衆で連載開始! 新タイトルもそのまんま「なみじょ」。巷からは「ビックリマークが取れただけなんじゃないのか?」と、疑惑の目を向けられていますが、もちろんそれだけではありません。そこには等身大の女子ボートレーサー・美波(みなみ)の汗と涙と笑いが描かれています。この漫画を読めば、気づかぬうちにボートレースの知識が高まる上にボートレースが好きになること間違いなし!
規格が同じボートに乗る以上、当然体重が軽いほうが有利です。しかし、だからといって選手が際限なく減量していいというわけではありません。男子は52キロ、女子は47キロと「最低体重」が決まっています。
ちなみに、選手の体重はレース開催中の朝に毎日計測され、最低体重に達していない場合は「重り」を装着されます。まず500グラムのジャケットを着用させられ、そこにゴム性の重り(500グラム)を足りない分だけ装着します。ジャケットに装着できる重りは合計3キロ。それでも最低体重に達しない場合はボートの中に重りを乗せられます。
選手にとってはこれがかなりの負荷。
鉄アレイと同じぐらいの重さのジャケットはボートの操縦に支障をきたしますし、ボートに重りを乗せられるとバランスを調整するのは至難の技です。
反面、身長の高いレーサーはできるだけ最低体重に近づけるために、過酷な減量生活を強いられます。実際、優秀なレーサーのほとんどがレース当日に最低体重ぴったりに仕上げてきます。つまり、レースが始まる前から「自分との戦い」が始まっているわけです。
今回の漫画はそんな「体重」について主人公の美波と実在する女子レーサー・薮内瑞希選手の掛け合いを描いたフィクションです。
薮内選手とのインタビューの様子は『日刊大衆』にも掲載されていますので、ぜひ読んでみてください。
なお、男女混合戦の場合、男子52キロ、女子47キロと5キロの差がありますが、女子が男子の最低体重に合わせることはありません。