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NEWS小山慶一郎の実家は「メンバーや後輩も訪れる」本当の“おふくろの味”だった!?

※画像はNEWS『未来へ / ReBorn (初回盤A)』より
※画像はNEWS『未来へ / ReBorn (初回盤A)』より

第100回「ラーメン龍太郎」

 アイドルだって飯を食う。実家が飲食店という芸能人も多く、そこはファンにとって最大の聖地となっている。相葉雅紀の家が幕張で中華料理店を営んでいる、とは本連載でも伝えた。

 他にジャニーズ関連でいうと、元V6森田剛の実家は埼玉県春日部市でスナックを、TOKIO長瀬智也横浜市青葉区の実家は居酒屋を経営。また、元SMAP草なぎ剛の実家もやはり春日部で居酒屋を経営するといわれる。

■女手一つで2人の子を育てた母

 しかし、極めつけはNEWS小山慶一郎の母が経営する神奈川県相模原市の中華「ラーメン龍太郎」。こちらは店側が公然と事実関係を認め、積極的にメディア取材も受けている点が他店とは違う。息子の知名度をちゃっかりPRに活用するのだが、その潔さには感心させられる。

 小山の母はシングルマザー。女手一つで2人の子を育てたのだ。小山には5歳上の姉がいる。「おうち料理研究家」を名乗る“ブロガー、みきママ”こと藤原美樹だ(マスクで口元はわからなかったお母さんに目元がそっくり!。そして、次男が叔父の小山に瓜二つなのだ!!)。

■小山一家の生命の源

 龍太郎の現在の営業時間は月曜~木曜が18時から深夜2時、金・土曜が19時から深夜3時まで。かつては毎日19時から3時まで営業だった。だから、小山も幼少期は昼夜逆転の母とはすれ違いの生活を送っていた。しかし、そんな母の奮闘ぶりを小山は誇らしく思ったという。

 16年12月29日放映の『NEWSな2人SP』(TBS系)では「選択的シングルマザー」がテーマだったが、そこで小山は「僕は不幸だと思わなかった、(母がそれで)幸せだったから」と語り、「(母子家庭の息子は)お母さんの旦那さん化していくんだろうね」との名言も残した。ただ、実家が飲食店というより、小山一家の生命の源が龍太郎だった。

■きさくな人柄

 さて、オミクロンが拡大する一方の昨今、その元凶とも言われる米軍基地の様子を取材に座間キャンプ周辺を回った帰り、最寄りの小田急相武台前駅近にある龍太郎に寄ってみた。すでに米兵・軍属には外出禁止令が出ており、彼らがよく立ち寄るという、元米海軍軍人が経営するバーは閉まっていた。ちょっと拍子抜けした感を抱え、日本人の常連客が大半を占める近隣のバーを訪れ、〆は龍太郎と決め打ちしたのだ。

 すでに22時近く、時間も時間なので、聖地巡りの女子らはいない。入れ替わり立ち替わり現れる常連とママ(小山母)とのやり取りがエグい。ママはかなり世間知に長けた人物のようで、きさくな人柄だった。取引先に招待されて「久しぶりに国技館で相撲を観た」という客とのかけ合いに、その片鱗が十分伺えた。曰く「枡席でちらほら見かける和装の女性の大半は、同伴の銀座のホステスでしょ」。自家製のジンジャーシロップを使ったモスコミュールを口にしていたぼくは、思わず吹き出してしまった。

■名物の「龍麺」

 まるでスナックの居心地である。しかも、気さくがエプロンかけたようなママだ。もっとも、料理に手抜かりはない。「ママの手づくり」とメニュー表に書かれた餃子(550円)は餡がパンパンに詰まって、ふっくら焼き上がっている。肉々しいがあっさりした味付けで、いくらでも食べられそうだ。ふと隣の若いサラリーマンのグループ客が頼んだエビチリに心惹かれるが、しっかり値段(1320円)なりのボリュームにのけぞる。

 と、一人客も多いのに軽いつまみメニューが少ないのが玉に瑕だが、どうせ〆麺が待っている。しかし、そこでもいささか躊躇する。名物の「龍麺」で決めるか、やはりオリジナルの「相武台担々麺」を試すか、野菜を摂りたいのでタンメンに落ち着くか……。迷ううちに杯を重ね、終電の時間も近づく。

■本人遭遇情報もチラホラ

 ええい、ままよと頼んだのはやはり龍麺。あんかけ麺に自信のある店のようで、トロッとしたスープの上にまるで大きな座布団のように、折り畳まれた細ストレート麺が浮いている様はインパクト大だ。

オーソドックスな醤油ベースのスープだが、細切りタケノコにメンマにそぼろ挽肉、戻して刻んだ大量の干し椎茸が入っており、かき玉で整えている。全体に甘めの味付けだが、酢を垂らすと複雑味が増す。それぞれの具材の食感が絶妙で、椎茸からどんどん出汁も出てくる。麺を崩しては絡めて食べる、これはつまみになる汁麺だ!

 いや~、小山姉弟はこんな食育を受けてきたんだね。それは実家ラブにもなりますよ。SNSには本人遭遇情報もチラホラ。しかも、他のNEWSのメンバー連れだったり、後輩を伴うこともあるらしい。一か八かのチャンスを期待し、ファンが押し寄せる気持ちもわかる。なによりノーマルな町中華より家庭寄りの優しい味、朗らかなママの接客に心打たれた夜だった。

参照元https://dailynewsonline.jp/