宝塚歌劇花組公演「元禄バロックロック／Ｔｈｅ Ｆａｓｃｉｎａｔｉｏｉｎ」が６日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。トップスター柚香光にとって２人目の相手役となる新花組トップ娘役の星風まどかとの新トップコンビお披露目公演となる。
新しい相手役を迎えた柚香は、本作でトップとして大劇場公演は３作目。忠臣蔵ファンタジーと銘打たれた芝居では、赤穂藩の時計技師・クロノスケで適度な抜け感をみせ、生き生きと演じた。同期の水美舞斗は野心家のコウズケノスケ役で、話の鍵を握る役となった。
またショーは花組誕生１００年を祝したもの。その時々を彩った花組の名作・名曲を織り込み、柚香のダンサーとしての実力を発揮した。
星風は前宙組トップ娘役で、２００６年に星組トップ娘役から雪組にトップ娘役として異動した白羽ゆり以来、１５年ぶりのトップ娘役の組替え。三拍子揃った娘役で、柚香とも息のあったダンスを披露していた。
また永久輝せあ、聖乃あすからスターも適材適所で活躍。ツナヨシを演じた娘役スターの音くり寿も硬軟自在の芝居で、場をさらっていた。
１２月１３日まで。東京宝塚劇場は２０２２年１月２日～２月６日。
