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9月8日、中国・遼寧省瀋陽市の上空に奇妙な現象が発生した。建物の背後から上空に向かってはしごのように光線が伸びたのだ。
まるで異次元へと誘うかのようなミステリアスな光線がネット上で拡散すると、ユーザーらは様々な憶測を寄せ合った。
一方で、9月7日の夜にメキシコ南部で、夜空に青や白の連続した発光現象が発生。こちらも「エイリアンの侵略」「黙示録が始まった」といった声がネット上で飛び交ったようだ。
・上空に出現した不思議な光線
9月8日の朝、中国東北部・遼寧省瀋陽市の上空に不思議な現象が発生した。
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Strange sights filmed in China sky
上に向かって伸びる巨大な光線は、よく見るとはしごのような形にも見える。
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目の前でこのミステリアスな光線を目撃した住民らは、こぞって撮影。ネット上で映像が拡散すると「異次元への入り口か」「超常現象」「いや、CGだろう」といった憶測が飛び交った。
国民のパニックを回避するため、この現象について瀋陽市気象庁長官は次のように説明した。この光線は、雲が薄く周囲の大気が厚く、湿度が比較的高い時に発生する天文現象です。この日、霧が多かったため、後ろにある複数の建物は霧で隠れていて見えませんでした。
光線が出現したところには、通常2つの建物があるのです。しかしこの日は見えておらず、建物の側面が太陽光で反射して光線に階段があるかのように見えてしまっただけでしょう。
空気中に埃として浮遊している小さな液滴や粒子がたくさんある場合、それら直径が可視光の波長(380~750ナノメートル)より短かった場合に限って太陽光が通過し、これら粒子が全ての方向に散乱するため、私たちが目にする光線を作り出すのです。 太陽光が通り抜けたことでビルの側面が反射し、このような階段の光線を生み出したというわけだ。
同様の自然現象は、どうやら数日前に湖南省双峰県でも発生していたようだ。
そして、遠く離れたメキシコでも、ネットユーザーらをざわつかせる不思議な現象が発生していた。・夜空に繰り返し起こった青と白の発光現象
9月7日の夜、メキシコ南部アカプルコの夜空に、青や白の発光現象が多くの住民に目撃された。 実は、この日同地域ではマグニチュード7の大地震が発生し、その直後に夜空にこのような光が繰り返し出現したようだ。2017年にも、メキシコで地震が起きた時に似た現象が確認されたそうだが、今回この光を目撃した人々やネットユーザーらからは、「エイリアンの侵略」「黙示録が地球上でついに開始となったか」という声があがった。
専門家によると、これは地震光と呼ばれる光の大気現象で、地震の前と後に発生していることが過去の観察から報告されているということだが、この現象についての詳しい科学調査は実施されておらず、その原因は未だ謎に包まれているということだ。
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M7の地震…その時カメラが捉えた“謎の発光現象”一体なぜ? 何度も光が...