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東京-サンフランシスコ間が4.7時間に。超音速ジェット旅客機「ブーム」の開発が始まった

東京-サンフランシスコ間が4.7時間に。超音速ジェット旅客機「ブーム」の開発が始まった
東京-サンフランシスコ間が4.7時間に。超音速ジェット旅客機「ブーム」の開発が始まった

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 お手ごろ価格で超音速旅行を楽しめる時代の幕開けかもしれない。

 元アマゾンの重役ブレイク・ショール氏がCEOを務めるブーム社が、超音速ジェット旅客機”ブーム”のプロトタイプ開発を進めている。ブームはコンコルドよりも160km速い、時速2,335kmで飛行し、東京-サンフランシスコ間をわずか4.7時間で結ぶことができる。既存の飛行機の実に2.6倍の早さだ。

 ショール氏によれば、ビジネスクラスの料金で乗れる史上最速の旅客機を作ることがプロジェクトの狙いだそうだ。航空路線は東京-サンフランシスコ、ロンドン-ニューヨーク、シドニー-ロサンゼルスなど、500路線が検討されている。航空券の価格は、東京-サンフランシスコ間往復でおよそ74万円(6,500ドル)ほどになるという。

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 その機体には、アルミニウムではなく、カーボンファイバーの複合材料が使用される。現在、毎日数百万もの設計がシミュレートされているそうだ。このシミュレーションによれば、ブームはコンコルドよりも静かで、30%効率的だという。

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 40席の客席は1人用シートが2列に並ぶため、乗客全員に窓と通路が確保される。軽量化のため、標準的な国内線ファーストクラスのシートが採用されるので、ベッドのように寝かせることはできないが、目的地までの時間を考えれば問題はないだろう。

 可能な限りの高速飛行を実現するため、ブームの飛行高度は18,000mの上空である。そのため、乗客は地球の弧を見ることができる。
 超音速飛行実現までの困難に屈することなく、これを乗客に届けることがブーム社の理念だそうだ。数々の記録を持つアメリカの宇宙飛行士、スコット・ケリー氏までアドバイザーに招くという気合いの入りようである。

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 「今日の海外旅行は時間もかかり、時差にも悩まされるなど、生産性も大切な人との時間も奪われます。しかし、朝ニューヨークを発ち、昼にはロンドンで会議を済ませ、夜には子供を寝かしつけるといったことも可能になります。しかもコンコルドとは違い、料金もビジネスクラス並みとお手ごろです」

 飛行試験は来年後半になるとのことだ。
 

参照元https://dailynewsonline.jp/