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一般人にはあまり知られていない恐ろしい科学的事実

科学者が教えてくれた、一般人には知られていない恐ろしい科学的事実
 わからないことはネットがすべて教えてくれる。そう思いがちな昨今だが、情報が溢れすぎて、何が事実で何が虚偽なのか、わけがわからなくなっている。

 特に専門知識を有する科学的なことに関しては、知ったようなつもりになっていても、実際には何もわかっていないこともある。

 様々な職種の人が集う海外掲示板に「科学者の皆さんへ、一般人が知らない恐ろしい科学的事実を教えて」というスレッドが立った。

 その質問に対し、科学者たちが続々と知られざる事実を語ってくれたようだ。これらの事実は「知らぬが仏」だったのかどうかは、自分で判断しよう。

・1. 炭素菌の恐怖
  炭素菌は土の中で胞子をつくり、そこで数百年も生きる。土を掘り返せば、それを吸い込むことになる。
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public domain/wikimedia・2. プリオンの恐怖
  プリオンは異常な形に折りたたまれた(ミスフォールド)タンパク質のことで、ミスフォールドを連鎖的に引き起こす。

するとアミロイド斑が蓄積して、手に負えない神経劣化が起きる。これを発症してしまえば、2年以内の死亡率は100%。治療法はない。

 原因は不明で、ミスフォールドが連鎖する仕組みも不明。ミスフォールド・タンパク質の構造すら完全には理解されていない。

 理論上、誰にでも、いつでも起こりうるが、実際に症状が現れるまでそれを知る術はない。が、わかった時点で残された寿命は運が良くても18ヶ月しかなく、最後の6ヶ月はかなり嫌なものになる。

Prion disease animation・3. 核爆弾喪失
 1958年、ジョージア州サバンナの海岸近くで3400キロの核爆弾が消失。今にいたるまで発見されていない。・4.聴覚は死の間際まで残っている
 脳波の観察からは、どうやら聴覚は死ぬときにも最後まで残っていると考えられる。

・5. 重力異常、グレートアトラクター
  宇宙には「グレートアトラクター」と呼ばれる重力異常がある。おとめ座銀河団とうみへび座ケンタウルス座超銀河団にあるものは、すべてここに引き寄せられている。

 天の川銀河は1億5000万~2億5000万光年離れているが、これもまた引き寄せられている。

恐ろしいのは、この異常が我々の銀河と同じ平面上にあるために、観察が非常に難しいことだ。基本的に、その正体についてほとんど何もわかっていない。

 またグレートアトラクターの反対側には「うしかい座ボイド」があり、こちらもやや薄気味悪い。

 「グレートボイド」とも呼ばれるうしかい座ボイドは、ほとんど銀河が存在しない巨大な球形の領域のことだ。地球からうしかい座の方向、7億光年の先にあることが名称の由来。ボイドの直径は2億5000万光年で、観測可能な宇宙の直径(930億光年)の0.27%に相当する。体積は23万6000メガ立法パーセクで宇宙最大の超空洞だ。

 当初そこではたった8つの銀河しか発見されなかったが、現在は60の銀河があることが知られている。たくさんあると思うかもしれないが、アメリカ大陸よりも広い場所に物体がたった60個しかないようなものだ(しかもこれは2次元での話でしかない)。
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近赤外線による銀河系外天体の総パノラマ図。2MASSで得られたデータに基づいて作成された。グレート・アトラクターは右下の Norma & Great Attractor の表記から青色の長い矢印をたどる / image credit:public domain/wikimedia

 天文学者のグレゴリー・アルデリングはその広さについて、「もし天の川銀河うしかい座ボイドのど真ん中にあれば、1960年代までほかにも銀河があることに気づけなかっただろう」とたとえている。

 銀河同士の平均的な距離が数百万光年であることを考えると、銀河1万個はあってもおかしくはない広さなのだ。

 問題は、なぜ、そしてどうやってこのボイドが形成されたのかということだ。

宇宙開闢以来、重力の力だけでは、これほどの空間を綺麗さっぱりさせてしまうだけの時間はなかった。

 ある説によると、超空洞はちょうど石鹸の泡のように小さなミニボイドが混ざることで形成されたのだという。

 だが、おそらくもっと不気味な説明は、うしかい座ボイドはカルダシェフ・スケールIII(訳註:銀河全体のエネルギーを制御できる文明のこと)の文明が拡大した結果であるというものだ。

 その母星系から植民地を広げるとき、その途中で遭遇する星々をダイソン球で囲んでいく。だから星や銀河が陰るのだ。この説なら、ボイドがほとんど完璧な球である理由も説明できるかもしれない。

 なお今我々が目にしているうしかい座ボイドの姿は7億年前のものだ。光速には限界があるために、その間に何が起きたのか見ることも、知ることもできない。・6.壊血病が恐ろしい理由
 壊血病はみんな知っているが、それが恐ろしい理由はあまり知られていない。傷ついた後にできる瘢痕組織はずっとそのままであるわけではなく、それをつくり維持するプロセスが常に働いている。

 しかしビタミンCが不足すると、体が瘢痕組織を再吸収するようになる。するとありとあらゆる古傷が口を開く。手術を受けたことがある人なら、体の中の傷が開いてしまう。・7. 溶岩に落ちるとどうなるか?
溶岩に落ちても指輪物語の登場人物、ゴラム(ゴクリ)のように溶けたりはしない。溶岩のうえに倒れたまま、焼かれながら蒸発する。そうやってたちまち死んでしまう。
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・8.体脂肪の高い人の火葬
 体脂肪が一定を超える人の場合、火葬場で焼くときに適切な温度と時間で処理しないと、文字通り脂肪で火事になってしまう。低い温度で、ゆっくり焼くのがコツだ。

・9.太陽のコロナ質量放出でアポカリプスに
  コロナ質量放出(CME)という太陽現象がある。宇宙的にはきわめて頻繁に見られる現象で、数十年から数世紀に1度かなり大きなものが発生している。

 終わることのない電磁パルスのようなもので、大型のものが前回地球に命中したとき、通信用の電信線が自然発火した。

 今日、世界のそこかしこで電気が使われているので、もしまた大規模なものが発生すれば、文字通りアポカリプス(黙示録)映画のような状況となる。

 警告を受け取れるとしても、たった数日前のことだ。電気系を焼かれた飛行機が墜落し、車のエンジンはかからなくなる。各地で火災が起きて大惨事となるが、頼みの綱の機械もまた焼かれてしまっている。

 地下やコンクリートの屋根の下に停められている車などなら、無事かもしれない。だがインフラは何年も機能しなくなるだろうし、その間文字通りちょっとした暗黒時代に突入することだろう。復旧までには数十年から数世紀かかるかもしれない。

・10.天然痘の恐ろしさ
 天然痘は簡単に復活する。そうなれば地球上の5分の1が死ぬことだろう。それが起きるには、次のように大量殺戮さえいとわない怒り、忘れ物、あるいは1000万円の資金があればいいのだ。

アメリカ/ロシアで保存されているウイルスが漏れる、あるいは生物兵器として利用される(天然痘ウイルスは保管されている。おそらく厳重に)

・たまたま古い研究施設に残っており、掃除か何かの最中に漏れてしまう。忘れられたストックが見つかるというのは、よくあることだ(漏れて拡散する可能性はかなり低いとは思う)

・再作成されたものが拡散。公開されている方法を利用すれば、1000万円ほどの資金でゼロから合成することができる。
例えば不満を抱えた博士課程の学生(オーロラ銃乱射事件の犯人はコロラド大学大学院の学生だ)が天然痘パウダー入りの封筒を世界中に郵送すれば、気がついた頃にはもう手遅れで、大勢の人間が死ぬ。

 

参照元https://dailynewsonline.jp/