4月30日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて、2012年に公開された実写映画『るろうに剣心』が放送され、駆け出し時代の〝スター〟たちが多数出演していたことが話題となった。
綾野剛は、剣心と戦う敵キャラ・外印として出演。見せ場こそあったものの、外印は原作で人気のないキャラであり、今の綾野だったらまずあてがわれることはないだろう小物キャラだ。
さらに、当時はまだ子どもだった永野芽郁が三条燕役として出演。台詞はほとんどなく、モブキャラ同然の扱いだった。そのほか窪田正孝は、清里明良役で出演。剣心の頬に傷をつける重要な役どころではあるものの、出演時間はほんの数十秒という扱いであった。
どんなスターであろうと、駆け出しの時期は当然ある。意外な作品に出演していた俳優たちを紹介していこう。
『イケパラ』に潜んでいた鈴木亮平まずは星野源。アーティストとして大成功をおさめ、現在はドラマでも主演を張るほどの彼だが、駆け出し期には、2003年のドラマ『WATER BOYS』(フジテレビ系)に出演。坊主のメガネ姿で、シンクロ同好会の一員としてシンクロを披露した。しかしモブ中のモブであり、台詞はほとんどない。
だが、共演者たちはしっかりと認識をしていたようで、メインキャストの1人として出演していた田中圭は、2020年のインタビューで『WATER BOYS』撮影時を振り返り、「僕泳げなかったので、みんなで合宿とかイヤでイヤで」「プールに少しでも入る時間を少なくしようとして、1番最後に入ってたのが僕と星野源ちゃんだったんすよ」と語っていた。
高橋一生は、2000年のドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)に森永和範役で出演。引きこもりの長髪ロンゲ姿であり、今とはまるで別人の装いだ。
鈴木亮平は、2007年のドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス~』(フジテレビ系)にイケメン生徒の1人として出演。しかしかなり影が薄く、全員集合のメインビジュアルでも隅の方に見切れそうにギリギリ写っているくらいの扱いであった。
今ドラマや映画に出ている脇役も、数年後にはトップスターになっているかもしれない。